意地悪な男と恋をはじめます。
ここまで洸の言うこと聞く桜楽も珍しい。そんな桜楽は今、店の入り口から少し離れたところで、洸を待っていた。

「お姉さん、今一人?」

大人しく待っていたら、いつの間にか目の前には知らない男の人がいた。この人達いったい誰?

「残念ながら一人ではないわ。今は、人を待っているの。それに、私は、貴方達のことを知らない。」

「そんなこと言ってさ、実は一人なんでしょ。」

「そうそう、だからこれから俺らと出かけようよ!」
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