意地悪な男と恋をはじめます。
洸は、一言謝り自分のおでこをコツンと、桜楽のおでこにあてがった。

「え・・・矢野?」

互いの顔が近い、あと数センチで唇を奪えてしまう。しかも桜楽は、顔を赤らめている。

(桜楽さん、かなり顔が赤い。恥ずかしがってるのかな。その表情は、可愛いです。俺今、可愛いって・・・?)

「・・・恥ずかしいわ。」

「ふふふ、ごめんね。熱あるか確かめたかったんだ。」

「ば、バカ!それより何作ろうとしたの?」

「バカは酷いだろ・・・。あー、いつも通り卵とご飯にするか悩んでんだよ。なんせ、今日は一人じゃないから。」
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