意地悪な男と恋をはじめます。
周りからは、才色兼備と言われることもあった。本当は、努力ばかりしているのに、そんなに頭がいいわけではない。優等生という仮面を付けた
女子高生。そうにすぎなかった。

「でも、桜楽ちゃんは、無理しすぎるから心配だなー。」

「大丈夫よ。」

友達からは、無理しすぎるなよ。など言われてきた。無理してないと思ってる。

私は、大丈夫。絶対大丈夫。

「お母さんいるかなぁ。」

友達と別れたあと、ゆっくりと歩いていた。いつもどおりの帰り道、ただ違うのは近くに黒色のワンボックスカーが一台止まっていた。
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