意地悪な男と恋をはじめます。
誰なの?
知らない人だわ。

「あの、貴方達は、誰ですか?」

「それは、言えないなぁ。」

「そう、だったら私は何も言えないです。例えうちの生徒のことを聞かれても、私は、迷惑かけれません。生徒会長としてですけど。」

「やっぱりお嬢さんが、間宮桜楽さんですか。それなら話が早い。」

一瞬だけど私は、男の人達の目の色が変わった気がした。怖くなって、一歩また一歩と後ろに進んでいく。
そしてそのまま相手に背を向け走り出した。
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