意地悪な男と恋をはじめます。
一生懸命走る。だけど相手は、車だ。一人は走りながら、追いかけてくる。捕まるのも、時間の問題。

「待てよ!大人しく捕まれよ!」

馬鹿なのか、追いかけられて大人しく捕まれよ!なんて言われても、簡単に捕まるわけにはいかない。そう考えていたけど、現実はそう甘くはない。
何も考えず、走ったのだから何らかの不祥事は、しょうじてくる。

「危ない!」

気づいた時は、もう遅かった。目の前に石がありよけれなかった。思いっきり転べば、当然追いつかれる。

「やっと追いついた。手間かけさせんなよ、お嬢さん。」

「そんなことは、知らないわ。貴方達が勝手に追いかけてきたんだもの。」
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