意地悪な男と恋をはじめます。

夢を思い出せば嫌な気分にもなる。私は、そう考えなにも考えずに、出勤した。すると声をかけてきた人が･･･。

｢よぉ、桜楽さん。｣

まさしく同期の矢野 洸である。

｢何よ。｣

｢別になんもないけどよ。2年連続で、俺に負けたのに意外と遅い出勤なんだなーって。｣

｢私も、矢野も普通の出勤よ!成績は、関係ないわ!やっぱり矢野って、嫌味な男ね!｣

｢俺は嫌味でも意地悪でもないからな!｣

ほら、やっぱり口喧嘩だ。
最後に小さく、桜楽さんのバカヤロー。と叫んでたのが聞こえてきた。バカなのは、矢野だ。いつも成績を持ち出す。あんな男の、どこがいいのよ。

もっと素敵な人いるのに