意地悪な男と恋をはじめます。
それから公園で俺たちは遊ぶようになったんだ。わかったことは、彼女が一人っ子という事。だから俺の姉や兄との話を沢山聞きたがっていたんだ。もちろん、俺も話すのは苦ではなかった。

初めて会ってから数年たった頃
「洸くんのお兄さんも、お姉さんも空手や柔道やってるんだよね。洸くんはやらないの?」と桜楽ちゃんは言ってきた。

「出来ないんだ。でもだいぶ体調も落ち着いて、熱出すこともないから、やりたいんだ。」

「やってみなよ。私はみたいわ。」
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