意地悪な男と恋をはじめます。
その彼女の言葉にはびっくりしたが、この言葉は俺に大きな力をくれた。

「なら、俺は強くなって、桜楽ちゃんを守るよ。」

「楽しみにしてる。」

だけどこれが俺たちは最後の会話だったんだ。次会う予定だったとき、俺は久しぶりに高熱を出していて、いつもの公園に行くことは出来なかった。だから、翌週顔を出したら彼女は、現れなかった。

毎週毎週顔を出したが来なかった。風の噂で聞いたのによれば、引っ越したとのこと。

「守るって言ったのに・・・。」
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