意地悪な男と恋をはじめます。
「でも間宮さんは、自分がどう思ってるか気づいてそうで、私は安心したわ。その袋のもの矢野にあげるんでしょ。しっかりアピールしてるのね。」

「アピールとか言わないでくださいよ、先輩!ただこれは、あの時のお礼なんですから!」

そうこれは、助けてくれたときのお礼よ。家にもお邪魔しちゃったし・・・。それに、黒瀬先輩と話している矢野を見るのは嫌だった。ズキズキ痛むくらいに。別に付き合っているわけではない。嫉妬って言うのかがわからない感情。

私は、弁当箱を1つ持って矢野のデスクへと向かった。
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