生徒会のスガオ
「廊下で話し込むなよ。中に来い」
関会長に言われて扉を再び開けると、目出し帽の強盗(?)が緑茶を飲んでいる。なんだか、まったりしている。
「まさか、月居くん?」
「ふへー」
月居くんは二頭身となり、まるで縁側で日向ぼっこをしているようにだった。タレツッキーとなってマスコットのようで可愛かった。
「なんで強盗スタイル……?」
いかにも銀行を襲いますと言わんばかりの格好に私は驚き聞いてみると、ツッキーのままお茶を飲むと、また、ふへぇ、と答えた。
「昔にこういうキャラクターいたよね」
「……あたし、それ好き」
「あ、同じく。可愛いよね」
三宅さんと趣味が合ったことに嬉しく思った。ギリギリそれが流行した時とは合ってなくても、何かで見たことがあった。
キーホルダーとしても持っていたことがあった。
たぶん、家で探せば出てくるんじゃないかな。
「顔、冷たいから」
「まあ、元々は顔の防寒具だからね。イメージの定着って怖いね」
目出し帽の理由は寒いかららしいけど、部室の中は暖かいから別に寒くはないけれど。
お茶も熱々っぽいから体が温まっていそう。
私たちは理由が分かって部室に入った。怖さからの可愛いというギャップに心が動く。
冷たくて意地悪な人なのに可愛いしカッコイイし、ほんとムカつく!気になってしまう自分がもっと腹立たしくなる。
関会長に言われて扉を再び開けると、目出し帽の強盗(?)が緑茶を飲んでいる。なんだか、まったりしている。
「まさか、月居くん?」
「ふへー」
月居くんは二頭身となり、まるで縁側で日向ぼっこをしているようにだった。タレツッキーとなってマスコットのようで可愛かった。
「なんで強盗スタイル……?」
いかにも銀行を襲いますと言わんばかりの格好に私は驚き聞いてみると、ツッキーのままお茶を飲むと、また、ふへぇ、と答えた。
「昔にこういうキャラクターいたよね」
「……あたし、それ好き」
「あ、同じく。可愛いよね」
三宅さんと趣味が合ったことに嬉しく思った。ギリギリそれが流行した時とは合ってなくても、何かで見たことがあった。
キーホルダーとしても持っていたことがあった。
たぶん、家で探せば出てくるんじゃないかな。
「顔、冷たいから」
「まあ、元々は顔の防寒具だからね。イメージの定着って怖いね」
目出し帽の理由は寒いかららしいけど、部室の中は暖かいから別に寒くはないけれど。
お茶も熱々っぽいから体が温まっていそう。
私たちは理由が分かって部室に入った。怖さからの可愛いというギャップに心が動く。
冷たくて意地悪な人なのに可愛いしカッコイイし、ほんとムカつく!気になってしまう自分がもっと腹立たしくなる。