生徒会のスガオ
本性と仕事という名の遊び
初めての見回りは緊張ばっかりだった。腕に黄色い腕章を着けて生徒会と書かれてて、タスキにはパトロール中と書かれていた。
「あ、あのっ」
「あ゛?」
休み時間とはいえ、廊下に陣取っている不良三名。他の生徒たちが壁ギリギリを通っている。
「ここにいると邪魔になりますから」
「へへっ、おい生徒会だってよ」
「お兄さんたちが可愛がってやるか」
「っ!!」
立ち上がると見下ろしていた私よりも背が高くなり私は少し後退りをした。
見るからに不良で行動もまたやっぱり不良のようだ。
私の肩を逃げないようにガッシリと掴んだ。
「……にゃお」
「は?」
「……喋るなよ、バレるだろ。大事な話をしてるみたいだし」
猫の鳴き声が聞こえてすぐに聞き覚えのある声に後ろを見るとすぐに言葉を失った。
「今日の格好はなに?」
「悪の総大将」
「……だよね」
白いマスクに目の回りだけが赤い縁になっていて口が見えない。よく映画にでも出てくるような仮面だが、二頭身じゃなかった。手には三毛猫がいて体をゆっくりと撫でている。
「あ、あのっ」
「あ゛?」
休み時間とはいえ、廊下に陣取っている不良三名。他の生徒たちが壁ギリギリを通っている。
「ここにいると邪魔になりますから」
「へへっ、おい生徒会だってよ」
「お兄さんたちが可愛がってやるか」
「っ!!」
立ち上がると見下ろしていた私よりも背が高くなり私は少し後退りをした。
見るからに不良で行動もまたやっぱり不良のようだ。
私の肩を逃げないようにガッシリと掴んだ。
「……にゃお」
「は?」
「……喋るなよ、バレるだろ。大事な話をしてるみたいだし」
猫の鳴き声が聞こえてすぐに聞き覚えのある声に後ろを見るとすぐに言葉を失った。
「今日の格好はなに?」
「悪の総大将」
「……だよね」
白いマスクに目の回りだけが赤い縁になっていて口が見えない。よく映画にでも出てくるような仮面だが、二頭身じゃなかった。手には三毛猫がいて体をゆっくりと撫でている。