それでも 求めてる
第4章 揺れる気持ち
目を覚めると
見慣れない天井…
横には、意外にもかわいい寝顔の神木先輩。
時計を見るともう9:30
遅刻…
いいや、サボろ。
あれ?
そーえば神木先輩って…
『…んー、』
「あ、おはようございます…」
『…おはよ』
クスっと笑う先輩。
『夢ちゃん、学校は?大丈夫?』
「あー、サボります」
『そかそか(笑)』
「…神木先輩は?大丈夫なんですか?」
『あー、俺も今日はサボる。大学だからそんな問題ないし』
大学生なのか…
そーえば神木先輩のこと何も知らないしなぁ
『ねぇ…昨日思ったんだけど、夢ちゃんて小さいよね?(笑)』
「…そんなことないです」
ムスっとするあたし。
たしかに、あたし147cm…
たぶん神木先輩は180cmはある…
クスクス笑って、かわいいと言う先輩。
先輩は、なんだかずるい。