それでも 求めてる

先輩と一緒に家に戻る。

中に入ると、割れた食器。

ぐちゃぐちゃの家。


あぁ、壊れてる。
ぜんぶせんぶ、コワレテル…。


そしたら先輩があたしの手を握るから

ふっと泣きそうになって

笑顔を作るの。


それからあたしは着替えて

家を出る。


忘れよう。

神木先輩と一緒にいる間は

ずっと笑ってよう。


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