それでも 求めてる

先輩の車に乗ると、

いつもとは違う香水の匂い…。


あ、彼女かな…?


いいの、わかってて

こーして会ってるの。

弱いから。


あたしも、きっと先輩も。


『夢ちゃん、お腹すいてない?』

「あ、すいてます…」

『じゃあ、ご飯行こっか』

「はい」

笑うあたし。

先輩のとなりは、なんだか安心するの。


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