それでも 求めてる
龍とのデートが終わって、
家に帰ろうとしてたら
『今日、俺んち来いよ?』
なんて、珍しく誘われる。
「うん!いく」
久しぶりの龍の家。
『はい』
と、あたしにココアをくれた。
「ありがと」
そう言いながらココアを飲む。
『…なぁ。お前、俺のこと好き?』
突然そんなことを言う龍。
「…うん」
あたしは下を向きながら答える。
『じゃあもう、いいよな?』
「え?…っあ」
どサッとベッドに倒される。
…龍?
変だよ
こんなの龍じゃない。