オレンジストーリー

　　　　　　　　　　　　　そう考えているうちに屋上についた

　　　　　　　　　ガチャ…………扉を開けた瞬間信じられない光景が広がっていた

　　　　　　　　　　　　　『彼女』が柵の向こう側にたっていた

　　　　　　　　　　　　 「どうしてそんなところにたっているの」

　　　　　　　　　　『彼女』は返事をせず、ただ悲しそうに微笑んでいる

　　　　　　　　　　　　　　　「ねぇ、こっちに戻って来てよ」

　　　　　　　　　　　僕には、『彼女』の考えていることがわからなかった

　　そして僕は、どうしてすぐに『彼女』の元にかけよってあげられなかったか後悔することになる

　　　　　　その時だけ、時間がゆっくりとスローモーションように流れたように感じた