にせパパ、はじめました。
………あ。



「……パパの…お家……………?」

しまった。


つい勢いに任せてとんでもないことを……


「あ、い、いや……………あはは、な、うん………何言ってんだろ俺……汗」


「行きたい!パパのお家がいい!パパのお家ー!」


そう言って少女はバタバタと体を動かす。


なんか…………………あれだな








可愛い。



「………はぁ……後の祭りだな…」


そう言い、立ち上がる。



…………親が見つかるまでの間だけなら……




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