にせパパ、はじめました。
よく考えてみると



「……一人で風呂って……危険じゃないか…?」

法の事ばかり考えてたから、そこに気付かなかった。

一人で入るなんて、危険が多過ぎるじゃないか。


…………



「………コレばっかは仕方ないよな………」



恥ずかしいという気持ちはある。けど……


そう、仕方ない。仕方ないんだ……!

俺は覚悟を決め、風呂場を出ようとした






「あっ!」


___________え?


「ふ………冬……!?」


……扉の向こうには、何故か冬が。


風呂の場所、教えてたっけ……?


「冬、パパと入りたい!………だってパパ、お話の途中で行っちゃうんだもん」


そう言いながら立ち上がる冬。

……いや、だからって………




脱衣場に裸で座ってたの!!?


そう思った途端、俺はノーガードだったことに気付いた。

高速で腰にタオルを巻く。



冬はタオル一応巻いてるけど…………



………小さい子って、本当恥とか無いんだな………


「寒い……早く入ろーパパ!」

「…お……おう……」


あまり意識しないようにしないと。

てか、もうこんな事考えてる時点でアウトなんじゃ………










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