にせパパ、はじめました。
ドキドキ(?)の入浴タイムは終わり、二人でリビングのソファーに腰掛ける。


体が熱い。

少しのぼせたか…………


「…ふぅ……あついねパパ……」

「そうだな……体が暖かいうちに、もう寝ようか」

「はーい………ふわぁ…」


冬があくびをしたら、何だか俺もつられてあくびをしてしまった。

確かに俺疲れてるしな……




カチッ



壁にある、電気スイッチを押す。


部屋は真っ暗になり、俺はベット………ではなく床に敷いた布団の中へ潜った。

ベットは冬が使うのだ。


「パパ、おやすみなさい………」


なんともまあ眠そうな声。

こっちまで移りそうだ。

「ああ、おやすみ冬。よく寝ろよ……」

冬はうん…と一言言って、どうやらすぐに寝てしまったようだ。



……俺も寝ようか。




目を閉じた途端睡魔が襲い、俺はすぐ寝付いた。








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