遠距離恋愛
ボフッ…
ベッドに倒れこんだ。
今日はいろんな事が、
あたしの中で
動いた気がする。
「 メール…どーしよか…。」
ボソッと呟く。
その瞬間、あたしは
カラダが熱くなって、
よく分からない
気持ちに襲われた。
なんてメールしたら
いいんやろ?
メールでこんな緊張
するのは初めてやった。
何度も何度も
打ち直して、
やっとの思いで
打ちきったメールは、
なんだか
色気のない、
本当にただの
確認メールみたいに
なっちゃったけど、
あたしは、
それでも
東くんは、理解して
あの優しい笑顔で、
綺麗な丸い瞳で、
笑ってくれるんやろうなぁ
って、感じた。
「 あ、誕生日プレゼントって…
迷惑なのかな…? 」
いや、何を買えばいいのかも
いまいちわかんないし…。
でも、教えて
もらったんだし…。
あたしって、
こんなヤツやっけ?
誰かをこんなに
考えたこと、
あったかな?
ああ、そっか。
" 東くんはあたしを変えてくれた "