それは、ナイショの恋＊【短編集】

香鈴は、「そんなこと言っていたの？」なんて、苦笑いをしている。



もう！本気に全然してないでしょー！？





「本当なんだってば！知らない子だったけど、恋してるって感じだった。ねぇ、香鈴は恋してる？」





　
「わ、私？それがしていないんだよねぇ〜。」





香鈴は、いきなり私が聞くもんだから、苦笑いをしている。





香鈴もまだ恋はしていないのか。いつか出会うのかな？私たちはどんな出会いをして、恋に落ち、どんな恋をするのだろう。





「ねぇ、香鈴。運命の人とどうやって出逢いたい？」





「えっ、何よいきなり。」




「いーじゃん、教えてよ～！」





「うーん、出逢うなら私は、どこでも良いかな？」