それは、ナイショの恋＊【短編集】

−−−−−−−−「ピー！」っと、部員たちに辞めの合図をする音がグラウンドに響いている。



私はジトっと額から流れてくる汗を拭いながら、「集合！」と顧問の先生が言うを聞き、足をまた走らせた。




みんなで、中央に集まり先生の話を聞いている。




今年の夏で、もう引退の年だ。高校３年。私は、この陸部を引退するのが寂しかった。




夏まであっとゆう間だ。私は、走るのがとても好きで、放課後の部活の時間も自分にとって、大切な時間だった。



タイムが伸びたり縮んだり、毎日違う。同じ日なんてない。





だけれど、辞めるなんて考えたことなかった。



だって−−−−−−−−






颯爽と走る先生に惹かれている自分がいるって気づいたんだ。


何事も、めんどくさがらないで話を聞いてくれる先生が、少しお茶目で笑うとエクボができる先生に、


・・・・・・・・私は惹かれている。