それは、ナイショの恋*【短編集】
もしかしたら『スキ』に似た感情の憧れなのかもしれない。



憧れも混ざっているスキなのかもしれないね。



私のこの果てしなく、いつかはその果てしなく続いた気持ちが消えてしまうかもしれない。




「ねー、先生?」



「んー?」



グラウンドを駆け走るジャリとゆう音とともに、セリフがポロリと出た。



「先生は、大人になるってどうゆうことだと思う?」



「・・・・・そうだなぁ、壁にぶつかりながらも、真剣に進むって感じかな?」



先生は、う〜んと首を傾げてしまった。



私も、いつか今日を振り返ったりするのかもね。






「大人になるって難しいよな、いつか壁にぶつかったらいつでも話に来いよ。一緒に、そんな壁、ぶっ壊してやるよ。」



「先生、頼もしすぎです。」



「だろ?」



私も、この恋やら分からない思いを忘れて、本気の恋をするときがあるのかな?






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