それは、ナイショの恋*【短編集】
幼馴染みとゆうのは、時に残酷で不甲斐ないモノである。


分かりきっている存在だからこそ、分かってしまうのだ。



私は、きっと苦笑いになっていたはずだ。・・・・・けど、『俺、こんなに好きになったの初めてかも』と今までで初めて、男の人の顔をして照れながらそうゆうことを言う目の前の奴に、私は、がんばって笑うんだ。



「がんばれ。」と少しの嫉妬をかけ加えて。私は、笑う。


私、自分をほめてやりたい。相手の事を思い、そう言える自分って凄いでしょ?って。・・・・・ううん、違うよ、私は、相手の好きな相手が天使みたいに可愛い人だから、叶わないから、こうでもしないと、自分が哀れすぎて泣いちゃいそうだからだよ。


口にすれば、不満が漏れて相手(奴)をギッタンギッタンのボッコボコにしてしまうかもしれない。 でも、やっぱら、それは出来ないよ。





−−−−−−−−やっぱり大事な幼馴染みだし、私の密かな恋ゴゴロがひとつも伝わっていないって分かってるから、もう、鈍感な人だってことは分かってるから・・・・・


『好きだよ!』って言いたい。言ってしまいたい。




人を好きになることって、

      −−−−−−こんなに辛いの?




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