私の彼氏は専属SP！？

皆月「ヤンチャで有名だったって悪評じゃねーかよ。」
と言うと皆月さんは淳平を見てくすくすと笑った。
牧野「ガキの頃、ヤンチャだっただけッスよ……」
淳平が子供みたいにふてくされた。

成宮「淳平と舞姫ちゃんはどーゆう関係だったの？」
牧野「俺と舞姫は幼馴染みなんスよ。」
舞姫「いつも私をいじめたけど………プリンとか、唐揚げとか………」
牧野「うわっ、よく覚えてんな！食べ物の恨みはこえー！」
舞姫「今でも鮮明に憶えてるよ！」
むぅぅ、と唸ると笑いながら淳平がポンポンと頭を撫でてきた。
なんだか、暖かくて淳平を許すことにした。

「最後は俺かな？」
ガタッという椅子が動く音がした方を見ると一人の男の人が私を見ていた。
皆月「そうですね。最後です。」

皆月さんが敬語ということは偉い人なのだろうか？

「初めまして舞姫さん。俺……じゃなくて、私は青桐侑斗（あおぎり　ゆうと）と言います。これから、よろしくお願いします。」
「あ、はい！よろしくお願いします！」
とても丁寧な話し方だなぁ。

皆月「と、まぁ。談笑はここまでとして本題に入りますか。」
皆月さんがそう言うと、一気に静かになった。