春夏秋冬キミがいた
今朝、楓くん本当どうしたんだろ。
何で来なかったのかな。

しばらく、沈黙が続く。

「…保健の先生は?」

「会議中。」

「そっか。海斗、部活ないの?」

「サボり中。」

「えぇ!?それダメじゃん!フルートってメロディー多いんでしょ!??海斗いなかったらみんな困るんじゃ…」

「俺は部活より美咲のが大事だから。」

私の言葉を遮った海斗は、私をまっすぐ見る。
海斗に大事なんて言われて、なんだかドキッとしちゃう。
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