春夏秋冬キミがいた
俯いていた楓くんはそっと顔を上げて、私を見つめる。
ゆっくりと私に近づいてきて、そっと、優しく包み込むように抱き締められた。

「美咲さん、ごめんね」

そう言って、楓くんは、私を抱き締める強さを強くした。
< 125 / 152 >

この作品をシェア

pagetop