春夏秋冬キミがいた
「俺、美咲が元気ないのとかすぐ分かる。」

「何で?」

「…ずっと、見てたから。」

そう言って海斗は、私を見つめる。
ずっと見てたって…どういうこと?

海斗はゆっくりと、私の巻いた髪に触れる。
今の海斗は、いつもの海斗とは何か違う。
どうして?…何なの?
海斗、どうしたの?
< 144 / 152 >

この作品をシェア

pagetop