春夏秋冬キミがいた
楓くんが視界に入らなくなるまで。
楓くんと、距離が離れるように。
とにかく、別の場所に行きたかった。

「おい美咲!!待てよ!」

海斗の声にハッとして立ち止まる。

立ち止まった場所は、たくさんの綺麗なイルミネーションで囲まれている駅前だった。
いつの間に、こんなとこまで走って来てたんだ、私。
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