春夏秋冬キミがいた
自分の出した声は、自分でもビックリするくらいに か細くて、震えていた。

無理に笑顔を作りながら振り向く。
こうして、無理にでも笑顔作ってないと、私、泣いちゃいそうだから。

振り向くと海斗は、突然、強く私を抱き締めた。

冬なんてこと、忘れてしまうくらいに、海斗の胸の中は暖かくて。
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