春夏秋冬キミがいた
ただ抱き締められただけなのに、涙が出てくる。

「俺が忘れさせてやるよ。楓のこと。
美咲が楓のことなんか、一生思い出せなくなるくらい、俺が美咲を幸せにする。」

海斗…それって…もしかして…

「好きだよ、美咲。」

海斗は、私を抱き締める力をキュッと強くした。

私は海斗の告白に返事しないで、ただ、声をあげて泣いていた。
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