春夏秋冬キミがいた
手を繋ぎながら、楓くんと肩を並べて歩き出す。

「美咲さん、その浴衣、すごく似合ってます。綺麗です。」

どうしてこんなに、楓くんの言葉ひとつひとつにドキッとするんだろう。
何で、何でこんなに、今日は緊張してるの、私。

「あ、ありがと…。」

このドキドキは、夏のせいなのかな?
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