春夏秋冬キミがいた
楓くんのいる場所から少し離れて、海斗に電話をかける。

プルルル…プルルル…プルルル…

『…み、さき……。』

海斗は3コールで電話に出た。

「海斗、どーしたの?男子達が探してたよ。」

『…美咲、た…けて…。』

「えー?何?今何て言った??」

電話越しの海斗の声はかすれていて、小さくて、こんな人が多いとこだと聞きとれない。
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