春夏秋冬キミがいた
楓くんを呼ぼうとケータイを取り出すと、海斗は私の手からケータイを取り上げた。

「ちょ、海斗なにすんの!!」

「だめ。楓は呼ぶな。」

「えー!楓くんも一緒に3人で花火見ればいいじゃん!」

「やだ。俺は美咲と花火見たい。」

そう言うと海斗は、またさらに私の手首を掴む力を強くした。
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