君の言葉
という事で、俺の隣が山森の席となった
先生が教室を出た後、山森の席には女子達が群がった。
最初はよそよそしいかんじで話していたが、そのうち女子独特の世界に入ってしまい、男子らは入れずにいた。

「なぁ、豊。羨ましいぜ」

「はぁ、何が?」

俺の席に和也が来ていた。

「あの山森さんの横が羨ましいんだよ。なんでよりによってお前なの?」

「知るかっつうの!俺に聞くな。先生が決めた事だ」

などと言いつつも本心は嬉しがっていた。ただ、俺はいつも本心にリミッターをかけているから、標準にはあまり出せなかった。

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