悪夢
朝学活が終わり、先生が出ていった直後、

花瓶の水を頭からかけられ

「やだきたなーいwベトベトでくっさいwww」

「風呂入ってんの??ww」


(^ω^#)

((バァン!!!

『あんたらいい加減にしたら?勉強もできない餓鬼が。なに?w羨ましいの??勉強できる私がwそれともあれ?かまって欲しくてやってるのー?』

なんて言えず

『…』

うずくまるしかなかった、

言いたいけど、言いたいけど、いじめが酷くなるのが嫌だ。

「なに?なんかいいたいならいえよ」

「こわいんじゃね?www」

「この教室から出てけごみ」

と、蹴られて、殴られてカバンもぐちゃぐちゃ、廊下に出されて。

わたしはそのまま家に帰った。

家と言っても一人。お父さんは仕事でほとんど帰ってこれない。

お義母さんも仕事で帰らない。

いつもどおりの風景に見慣れた。

引っ越す前は友達が一緒にいてくれた。

いつも励ましてくれた。

いつも…いつも…いつもいつも…

でも、もう誰もいない。励ましてくれるひとも、

笑わせてくれる人も、

誰もいない。

そう考えると涙が溢れてくる。

ずっと我慢していた涙が溢れて止まらない。


わたしは一晩中泣いた。


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