生徒会長は世界一大嫌いな二重人格イケメン男
「…っていうか、笹原秀は2役も台詞を
覚えられる訳?」

「大丈夫、俺、天才だから。」

「へぇー、それは是非ともお手並みを
拝見したいものですねー。」

「いや、これ、マジだからな!
佳子も白ノ瀬もきっと色々な意味で
驚くから今に見てろよ!」

「はーい、それは楽しみですねー。」

「…なぁ、その棒読み、何とかして
くれねぇか…(泣)」

「うん、分かったよー。」

「全然分かってねぇじゃん…(泣)」


この時の私ははっきり言って、笹原秀

のことを甘く見ていた。

しかし、この後すぐに彼が天才である

ことが発覚するのである…。


< 81 / 104 >

この作品をシェア

pagetop