雲の隙間の青空
今日は晴れ。
わた雲が数個浮かんでいた。
シャラン
「ねえあんた。」
「うぇ?!」
音とともに聞こえた男子の声。
びっくりして私は息をのんだ。
「うぇってあんた…。女なんだからさあ」
な、な、な、なに?!
ここには私ひとりだと思ってたのに!!
私は後ろを振り返った。
「へ?」
そこにはだれもいなかった。
シャラン
「へえ、あんた俺の声聞こえたんだ。」
さっきの声が次は隣で聞こえる。