雲の隙間の青空





だけど私の手は彼にあたることは無かった。





彼を通り抜けた私の手。





このことが意味するのは、





「霊……」





「あたり。ただの視える人かと思ったけど違うみたいだね。」





彼は私を見る目を細めた。





「で。あんたの名前は?」





さっきから自己中心的なやつだな…。





霊ならさっさとあの世へおくってしまおうか!!





そんな怒りを私は鎮めようとする。





< 19 / 62 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop