雲の隙間の青空





「あ…」





通り抜けた私の手。





それがなんだか悲しくて。





その手に触れたいと心が叫ぶ。





「千歳」





「え?!」





急に振り向いた隼人。





もしかして今の気付かれた?!





バクバクと心臓がこわれそうなほど大きく鳴る。





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