雲の隙間の青空





「ここから俺の家、すぐだから」





それだけいい、隼人は前を向いてしまった。





…気付かれてない。





安心したのに心のどこかでがっかりしてる。






…私おかしい。





隼人のことが知りたい、と





胸が苦しくなる。





ほんとにどうしちゃったんだろう…。





「千歳、ここ」





「あ、ついた?」




どうやら考えてるうちについていたらしい。





…それにしても。





大きな家。











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