4年後にまた逢おう




しばらく喋った後、時間も時間になり、私は睡魔に襲われた。

でもここは外だし、寝るわけにはいかない。
真冬の外で寝たら、死んでしまう。


私は彼の背中に抱きついた。


別に、深い意味があったわけではない。
ただ眠たくて、暖まりたくての行動。


彼の心音が聞こえて、それが心地よくて本当に寝そうだった。


彼の腰に回した手を、彼が握っていてくれたのも、眠気を誘う要因の一つだった。





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