スターデイズ
「おい、泣くなよ〜(笑)」
エレン先輩は優しく涙を拭ってくれた。
「エレンが可愛子チャン泣かせてる〜」
先輩の友達らしき人が囃し立てる。
「れな、場所変えよう。」
先輩に連れられて、誰もいない廊下に来た。
「どうしたの?いきなり呼んで。」
「いや、昨日あんな酷い別れ方だったのに…先輩がいつも通り話しかけてきてくれて、本当嬉しくてっ…ぐすん」
エレン先輩は、私の話を頷きながら聞いてくれている。
「先輩の方が辛かった筈なのに…
わ、私…別れても先輩と仲良くしたい」
「俺もだよ。
カレカノじゃなくても、じゃんじゃん話しかけてな(笑)」
ポンっと私の頭に手を乗せた。