【完結】遺族の強い希望により
ジェシカの留学期間最後の日、彼らが高校1年のクリスマスイブ、終業式。
この日の出来事や想いが交換されることはなかった。

愛している人との未来が、相手とのこどもが欲しいから、用意はあったのに避妊をせずに彼らは身体を重ねた――。


鳥肌が立ったのは、他の誰でもなく、みのり自身が抱いたことのある感情とそれが共鳴したからだ。

何の疑いもなかった。
どんな結果が出ようとも、後悔などしない自信があった。


――何故なら、愛していたから。
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