【完結】遺族の強い希望により
「亮はバイト休んで戻って来てくれてるんでしょ? いつまでこっちにいるの?」
と、玲奈は結論を出す前に亮の予定を尋ねた。
大学は今冬期休暇に入っているらしく、この機にしばらく地元にいるつもりだとはこの家に来る前に聞いていた。
だがみのりは、彼が向こうでアルバイトをしていることすら知らなかった。
「元々帰省はする予定だったから、年末年始はバイト入れてないし。なんなら講義が始まるぎりぎりまでこっちで過ごすつもりだけど」
玲奈の質問に答えた後、「こっちの友達ともしばらく会えなかったしな」と独り言のように呟くのが聞こえた。
――その中に、私は入ってる……?
と、玲奈は結論を出す前に亮の予定を尋ねた。
大学は今冬期休暇に入っているらしく、この機にしばらく地元にいるつもりだとはこの家に来る前に聞いていた。
だがみのりは、彼が向こうでアルバイトをしていることすら知らなかった。
「元々帰省はする予定だったから、年末年始はバイト入れてないし。なんなら講義が始まるぎりぎりまでこっちで過ごすつもりだけど」
玲奈の質問に答えた後、「こっちの友達ともしばらく会えなかったしな」と独り言のように呟くのが聞こえた。
――その中に、私は入ってる……?