【短編】 過多想い
次の日は学校に行きたくなかった

鏡を見ると目が赤かった


トボトボ学校に向かう


こういう時に同じクラスって辛いな



「おはよ」


教室に入るともう結海が来てた


『…はよ』


「…何…その顔?!」


『別れた
 片想いで終わったよ』


「はっ!?」


またしても結海に腕を引っ張られて屋上



「まぢで別れたの?」


『何度も言いたくない
 本当だよ』


ポロポロ涙が零れる


「そっか」


座り込んで泣きじゃくる私の背中を
結海は優しく撫でてくれた


親友っていいな






1時間目はサボってそのまま過ごした


「辛い恋を忘れるには新しい恋だよ」


『私まだそこまで進めてない』


別れても陽大が好き


「いつまでも見城が好きだとすすめれないでしょ」


確かにそうなんだけど…




言い返せない私を見た後

誰かにメールを送ってる




新しい恋…か


陽大以外の誰かを好きになれる日なんてくるのかな?


想像すら出来ないよ

< 8 / 23 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop