バレンタインなんていらねぇ?![短編]
「あ、あのさ、
明日、頑張れよ」
「えっ!?」
って、俺は、
なんちゅう話振ってんだよっ。
「バレンタイン、あげるんだろ?」
彰に……。
「う、うん……//」
顔が少し赤くなる北川。
「北川みたいな良い女だったら、
俺も嬉しいし」
彰が付き合う女は、
こういう清楚な子のがいい。
「え……//?」
って、俺また何言ってんだっ。
「いや、彰とならお似合いだなって。
じゃあ、俺、彰探すから。
じゃあまた明日っ」
「ばいばいっ」
もう無理だ//
これ以上、
北川といると心臓が爆発しそうで、
半ば逃げた。