無愛想男VS能天気女
「如月!ちょっと」
課長が俺を手招きする。
「明日から、この科に新人が来る。
指導してやってくれ」
「はい。了解です。」
楽勝。適当に面倒見とけばいいだろ。
そう思ってる隙に(無理矢理)
新人の履歴書が渡された。
。。は?
女?
嘘だろ 。
ありえねぇ。
「あ、あの、やっぱりこの件は」ー
ー「御前しか頼めないんだ。」
押しには弱い俺。
毎度情けないと思う。
でも課長は俺が女が
無理なことを知っている。
何だよ。いじめかよ。
断りたいが残念な事に
俺以外の皆は社長(父)の息子(俺)に
迷惑をかけられない、と俺の分まで
電話をとってくれている。
そのお陰で俺だけは周りに
比べれば暇人だ。