無愛想男VS能天気女
柚姫side
「ゆーずきっ♪」
「華姫!!」
「就職先決まったんだって?」
親友の華姫〈ハナビ〉と
カフェなう。
なんと、咲良柚姫。21歳。
やっと就職決まりましたぁぁあ!
という報告を小学生からの親友
華姫にする為。
「相談センターで働くんだ♪
子供の悩み聞いてあげれるの!」
「本当に出来んの?いくら
子供好きでも、柚姫は相談する方じゃん」
その言葉に一気にテンションが下がる私。
確かに、今まで相談はあまりされなく
してばっかりだったなぁ。。
んぎゃああ、私、大丈夫なのか!?
「まぁまぁ焦るなって」
苦笑しながら華姫がいってきた。
焦りは顔にまで出てたらしい。
「暴れる程、焦る事ないでしょ」
いや、行動にまで出てたらしい
「とりあえず第一印象ね。
元気よく挨拶。って柚姫なら大丈夫か」
華姫は昔からしっかりものの上、優等生で
高校卒業と同時に就職。
一方の私は、元気だけが取り柄の
馬鹿な小学生(例えばの話)
そんな私は就職する前に
成人を迎えてしまっていて、
ちょっと大人になるのが遅れた