【完結】bitter step!
ねえ、美紗。
ボクは、邪魔モノなの?
美紗はボクのことが、怖いの……?
「別に好きじゃない。嫌いでもないけど」
掴んできた純平の手を振り払いながら口にした言葉は、随分ぶっきらぼうな言い方になってしまった。
なのに怯むことなく、美紗は質問を重ねてくる。
「じゃあ付き合うの?」
……なんでそうなるんだよ!
ひどくむしゃくしゃした。
だからだ。
こんなこと、普段ならわざわざ聞くこともない。
「美紗はボクのこと好き?」
「……ッ!」
質問の内容にか、聞き方にか、それともボクの表情にか。
脅えた目でボクを見上げてくる美紗は、小さくて可愛い小動物みたいで。
無性に、もっといじめたくなった。
「好き、だけど」
だけど、……何ナノ?
畳み掛けるように質問してきた、さっきの仕返しだよ。
「じゃ、純平のことは?」
「……好き、だけど」
ボクは、邪魔モノなの?
美紗はボクのことが、怖いの……?
「別に好きじゃない。嫌いでもないけど」
掴んできた純平の手を振り払いながら口にした言葉は、随分ぶっきらぼうな言い方になってしまった。
なのに怯むことなく、美紗は質問を重ねてくる。
「じゃあ付き合うの?」
……なんでそうなるんだよ!
ひどくむしゃくしゃした。
だからだ。
こんなこと、普段ならわざわざ聞くこともない。
「美紗はボクのこと好き?」
「……ッ!」
質問の内容にか、聞き方にか、それともボクの表情にか。
脅えた目でボクを見上げてくる美紗は、小さくて可愛い小動物みたいで。
無性に、もっといじめたくなった。
「好き、だけど」
だけど、……何ナノ?
畳み掛けるように質問してきた、さっきの仕返しだよ。
「じゃ、純平のことは?」
「……好き、だけど」